閉じる

神仏・吉凶を司る妖怪たち

ロード_03.png


貧乏神

59. 貧乏神

読み/びんぼうがみ

出現地/全国

汚らしいぼろを着た老人が、座敷に入って二階へ上がっていく夢を見た。おかしな夢を見たものだと、さして気にもしないでいたが、その夢を見て以来、何事も悪い方に傾き、みるみるうちに貧乏になっていったという。

たにぐく

60. たにぐく

出現地/島根県松江市美保関町

「古事記」に登場するヒキガエルの神様。古代よリヒキガエルは、あらゆる場所にいて地上を這い回り、隅々まで知っていると考えられていた。また、山の精を食べているので、これを人が食べると仙人のようになるといわれてい る。

八岐大蛇

61. 八岐大蛇

読み/やまたのおろち

出現地/島根県

「八岐大蛇」は、「古事記」「日本書紀」に登場する大蛇である。八つの頭、八つの尾を持ち、ほおずきのように赤く大きな目をし、体は苔むして杉や檜まで生えており、腹はつねに血が流れてただれ、 八つの谷、八つの尾根に渡るほど巨大であったという。

大元神

62. 大元神

読み/おおもとがみ

出現地/中国地方

「大元 神」は村の守護神。神木に蛇藁(蛇に似せたしめ縄)を巻き重ねた状態で祀り、信仰を集めていた。

アマメハギ

63. アマメハギ

読み/あまめはぎ

出現地/石川県能登半島

秋田地方のナマハゲと似たもので、年替わりの晩に出る妖怪とも神のお使いともつかぬものである。「アマメ」というのは足などにできる「怠けだこ」のことで、これを剥ぎ取りにくる。農家ではこれを歓迎し、甘酒などでもてなし、この年も一生懸命に働きますと誓ったという。

隠神刑部狸

64. 隠神刑部狸

読み/いぬがみぎょうぶだぬき

出現地/伊予(愛媛県)

伊予(愛媛県)の狸の大親分で、八百八匹もの子分を持っていたという。松山城を乗っ取る計画をしていたが、稲生武太夫という武士によって打ちのめされ、八百八匹の子分もろとも、洞窟に封じこめられてしまった。

田の神

65. 田の神

読み/たのかみ

出現地/各地

「田の神」 は稲を司り、豊かな実りをもたらす神であると信じられている。日本全国で田畑がある所ではどこでも田の神は信仰されている。

くだん

66. 件

読み/くだん

出現地/中国地方、九州地方、四国地方

件という妖怪は牛の腹から生まれ、生まれるとすぐに何かを予言し、すぐに死んでしまうという。予言はかならずその通りになるという。

クサビラ神

67. クサビラ神

読み/くさびらがみ

出現地/滋賀県栗東市

クサビラとはキノコのこと。昔ひどい飢饉があり、人々が餓死寸前に追い込まれたとき、神社の神域に大量発生したキノコを食べることで餓死の難から逃れることができた。その感謝の気持ちを込めて、その神社を「菌神社」とよぶようになった。

龍

68. 龍

読み/りゅう

出現地/中国

龍は中国から渡来した妖怪というより龍神として、元々は信仰の対象にもなっていた。海神または水神の一種。

土用坊主

69. 土用坊主

読み/どようぼうず

出現地/神奈川県相模原市

土用の期間に邸地内に現れる一種の土地神。その期間に土をいじったり、草むしりをすることは、土用坊主の頭をひっかく事になるため行ってはならない。

金霊

70. 金霊

読み/かなだま

出現地/関東地方

「金霊」が 入った家は栄え、出て行った家は滅びるという。裕福になれるお守りのようなもので、これを大事に保存しておくと良いとする話が多い。

夜行さん

71. 夜行さん

読み/やぎょうさん

出現地/徳島県

「夜行さん」は節分の夜に現れる髭の生えた一つ目の鬼である。 首なし馬に乗って道路を徘徊する。夜行さんに出会うと、 投げられ、蹴殺されるといわれていたので、この日、人々は夜歩きを戒めた。

座敷童子

72. 座敷童子

読み/ざしきわらし

出現地/岩手県遠野市

東北地方に伝わる、家の中に出現する子供の姿をした妖怪。「座敷童子」が家にいれば、その家は栄えるが、いなくなると没落すると言われる。

閻魔大王

73. 閻魔大王

読み/えんまだいおう

出現地/極楽と地獄の門前

人間は死んで亡者(死者の魂)になると7回裁きを受ける。7日目、14日目、21日目、28日目、35日目、42日目、49日目と裁かれ、35日目には閻魔大王の前で裁かれる。王の横には浄玻璃の鏡があって、亡者をその前に立たせると、生前の悪行がことごとく映し出されるという。

井戸の神

74. 井戸の神

読み/いどのかみ

出現地/仙台(宮城県)

「井戸の神」は水の神ともいわれ、この神を怒らせると、水を濁らせたり、病気をまき散らしたりする。そのため神棚をつくって「水神」と書いた紙を貼って祀り、水を汲むときは手を叩いて敬意をあらわしたり井戸に塩を供えたりした。

シーサー

75. シーサー

読み/しーさー

出現地/沖縄地方

沖縄地方では守護神として 深く根づいている。建物の屋根の上や門柱、壁、村落の入り口や高台などに設置されており、村や家、人からあらゆる災難や悪霊を追い払う魔よけとされている。漫画「ゲゲゲの鬼太郎」では、鬼太郎の仲間として登場する。

麒麟獅子と猩猩

76.77. 麒麟獅子と 猩猩

読み/きりんじしとしょうじょう

出現地/鳥取市周辺

麒麟は、中国の想像上の動物といわれている。この麒麟を頭につけたのが「麒麟獅子」。麒麟獅子は、この世の魔性を祓う神の使者として、主に鳥取周辺地域 の人たちに信仰され、愛されてきた。「猩猩」といわれるあやし役に誘導 されながら登場する。この猩猩は髪の毛が赤く酒を好み、面も衣装もすべ て真っ赤なのが特徴である。

方相氏

78. 方相氏

読み/ほうそうし

出現地/近畿地方

目が四つあって頭に角が生えた鬼のような顔をしている方相氏は、人間の目には見えない疫鬼を退散させる鬼神である。険道神ともいわれ気持ちや表情が荒だってとげとげしい神様だとされていた。

上へ戻る