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森にすむ妖怪たち

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つるべおとし

52. つるべおとし

出現地/京都府亀岡市曽我部町法貴

昔の夜は暗いから、提灯の灯りでびくびくしながら歩くのが普通である。そんなときに「釣瓶落とし」が現われると言い、大木の梢などから、だしぬけに下がってくるという。恐ろしいことに通行人を引っ張り上げて食べたという話もある。

たけきりだぬき

53. 竹切狸

読み/たけきりだぬき

出現地/京都府保津村、静岡、鳥取

夜中に山の中の竹やぶで、チョン、チョンと竹の小枝を払う音がする。それからしばらくして、根元の方が引き切られて、ザザッと竹の倒れる音がする。明くる朝、その竹藪に行ってみると、竹を切った跡もなく何事もない。これは竹切狸という狸の仕業である。

砂かけ婆

54. 砂かけ婆

読み/すなかけばばあ

出現地/奈良県、兵庫県西宮市

神社の近くにある寂しい森陰などに潜んでいて、通る人に砂をぱらぱらと振りかけておびやかす。姿を見たものはいないという。漫画「ゲゲゲの鬼太郎」では鬼太郎の仲間として登場する。

コロボックル

55. コロポックル

読み/ころぽっくる

出現地/北海道

アイヌの人たちに伝わる妖怪で、その名前にはアイヌ語で「蕗の下に住む人」と言う意味がある。妖怪と言っても小人であり、何のイタズラも悪さもしないおとなしいものだという。

手の目

56. 手の目

読み/てのめ

出現地/全国

昔、一人の盲人がすすき野原を歩いていると、盗賊に襲われ切り殺されて、身に着けていた金品を奪われた。この盲人は成仏することができず、自分を襲った盗賊たちに復讐しようと毎晩さまよい出た。 しかし、目が見えないので手探りしているうちに、その執念で手に目ができた。

さがり

57. さがり

出現地/各地

ある夜、男が道を歩いていると、古い一本の榎があり、風もないのに木の枝がザワザワと音を立てていた。不思議に思い足を止め榎を見上げると、枝には馬の首だけがぶらさがっていた。その馬の首は口を開けると、「ヒン、ヒーン」といなないたそうだ。

キジムナー

58. キジムナー

読み/きじむなー

出現地/沖縄県国頭郡大宜味村

沖縄に古くから伝わる妖怪で、ガジュマルの古木の精霊だと言われる。その姿は赤ん坊ほどの大きさで、全身が毛に覆われている。魚や蟹を好むが、魚は片目だけくり抜いて食べる。火との関係が深く、原因不明の火もキジムナーの火とよばれ、この火が家の屋根から上がることを死の予兆としている。

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